体験談:通信制高校は就職者にとって最後の砦なのかも知れない

自衛隊に勤務しながら通信制高校に通う

サッカーのメインスタジアム私の息子はとある通信制高校に通っていました。そこは陸上自衛隊と提携して、一日も早く15歳で自衛隊員として働きたいというなんとも志の高い男子たちのために普通高校卒業資格を取得させてくれる高校です。
中学を卒業して陸上自衛隊に『就職』した男子たちは、そのままでは高校卒業の資格を得られなくなってしまいます。そんな男子たちを救ってくれる制度です。

中卒者も陸上自衛隊内の施設で学ぶことが出来ました

そのため、授業そのものは陸上自衛隊の施設で行い、教師も、高校の教員免許を持った自衛官が受け持っていました。
この制度があるおかげでいわゆる中卒で陸上自衛隊に就職した子どもたちも、高卒の資格が得られるのです。
普段『学歴』を意識する事もなく、「高校を卒業するのは当たり前」くらいに思っていた私は、この制度を聞いてホットしました。
そして「高校卒業」と履歴書に書く事が出来るのは実は大変な事なのではないかと改めて思いました。

職場にも通信制高校に通う子どもが入ってきました

翻って、今私が働いている職場には通信制高校に通っている17歳の男の子がアルバイトに来ています。
彼を採用したのでよろしく、という話を上層部から聞いた時、同世代の子どもを持つ私たち「パートのオバちゃん」は正直なところ、いったいどういう経緯で彼が全日制高校に通わず、オバちゃんたちに混じってアルバイトをするのか興味深々でした。

通信制高校の存在意義を感じています

結局のところ、プライバシーに踏み込むのは失礼ですし、彼の事情は誰にも分かりません。
しかし真面目にコツコツ丁寧に仕事をこなす子だという事はわかりました。
彼が高卒の資格を得て、正社員として次にステップアップする日が来たら、
私たち「パートのオバちゃん」は心から拍手で送り出してあげようと思っています。
どのような事情があるにしろ、全日制高校に通う事が出来ない、出来なかった人たちの最後の砦、それが通信制高校ではないかと思うのです。